今日の組織は、過去数年間に比べ、より多様化しています。 そして、どんな組織にとっても、人種、性別、社会階層、文化、信条に関係なく、職場が安全な空間であることが重要です。

“最高の職場は多様性のある職場である” — Ted Colbert, Executive Vice President of The Boeing Company

職場におけるD&Iの利点

多様な人材を維持することは、難しいことかもしれません。しかし、効率的に行えば、職場の一体感以上のものを得ることができるに違いありません。 職場におけるD&Iのメリットをご覧ください。

1. 人材を惹きつけ、定着させることができる

多様性を認めたインクルーシブな職場であることは、採用プロセスを強化し、優秀な人材を惹きつけるための一歩です。さらに重要なことは、様々な従業員がいることで、均質な従業員を抱える場合と比較して、現在の従業員を維持できる可能性が高くなることです。

ミレニアル世代とZ世代の77%が、組織の多様性のレベルが、その会社で働くかどうかに影響すると回答しています。

ビジネスと戦略的変革をD&Iで進めるコンサルタントのKaren Brown氏によると、従業員を定着させる最善の方法は、ダイバーシティだけでなく、インクルージョンに焦点を当てることだそうです。なぜなら、従業員がどこから来たのかをきちんと認めることが、従業員を正確に評価し、定着させるために欠かせないことの一つだからです。

2. さまざまな視点を取り入れることができる

異なる文化的背景を持つ人々は、ブレーンストーミングの際に非常に多くのことを提案することができます。なぜなら、さまざまな視点が複数のアイデアの統合を生み出し、問題を多面的に解決してくれるからです。

“考え方、アイデア、アプローチの多様性により、チームは問題を多角的に考察した解決策を見出すことができます。” — Anna Powers, award-winning scientist and communicator

3. 取引先や従業員の満足度を向上させることができる

従業員が多様であればあるほど、多様な顧客やクライアントに対して共感を示し、彼らのニーズに応えられるようになるでしょう。その結果、顧客の視点や悩みについて、さまざまな洞察を得ることができます。結局のところ、あなたの顧客もまた多様なのです。

これは、従業員がより良い仕事をすることにもつながります。なぜなら、人々が自分のユニークな経験を共有し、互いの違いを受け入れることで、同僚と素晴らしい関係を築くことができるからです。

4. イノベーションと成長の原動力となる

McKinsey社の報告書によると、文化的・民族的に多様な経営者がいる組織は、平均より良い利益を上げる可能性が33%高いということです。つまり、単に労働力の調和に役立つだけでなく、多様性はイノベーションとビジネス成長の鍵なのです。

真のインクルージョンがもたらす従業員、取引先、お客様の満足度により、ROIの向上と生産性の向上が期待できます。

出典:Boeing社、SurveyMonkey社、HBR社、Boston Consulting Group社、McKinsey社

【インフォグラフィック】職場における文化的多様性の利点