グローバルな労働力がこれまで以上に多様化する中、組織は従業員の言語スキルを高めることに重点を移す必要があるかもしれません。この記事では、キャリア開発のための英語研修の重要性をおさらいします。

ビジネスにおいて、英語が主要言語として使われていることは否定できません。そのため、英語力が十分でない場合、就職やアップスキル支障をきたす場合もあります。専門分野や業種に関わらず、もっとやりがいのある仕事に就き、将来を見据えたスキルを身につけるためには、英語のコミュニケーション能力を磨くことが重要です。

今回は、英語研修が従業員のキャリア形成に役立つ3つの方法をご紹介します。

1. 国際競争力を高める

ご存知のように、英語を習得することは、コミュニケーション、コラボレーション、ワークフローなど、グローバルなビジネスプロセスをよりスムーズに実現するために大いに役立ちます。しかし、それ以上に、ビジネス英語ができることで、従業員が海外でチャンスをつかむことができるようになります。これを最もよく実感できるのは、さまざまな国にオフィスを持つグローバル企業で、従業員が海外のクライアントやサプライヤー、その他のステークホルダーと容易にビジネスを行うことができた時でしょう。さらに、語学力の高い従業員を確保することで、ビジネスをより多くの地域に拡大することも可能になります。

また、英語が堪能な従業員は、海外駐在員として海外に赴任する機会も多くあります。海外駐在のメリットには、次のようなものがあります。

  • プロフェッショナルなネットワークの拡大
  • より適切な職務経験の獲得
  • より高い報酬
  • より多様なチームでの就労

日本コカ・コーラ株式会社では、英語研修を通じて、従業員の専門的なスキルを高め、国際的な活躍の場を広げています。語学研修に参加した今西 秀氏は、将来、海外の同僚とコミュニケーションをとり、海外赴任ができるような語学力を身につけたいと考えています。

さらに、ビジネス英語の習得がビジネスに不可欠な状況として、高度な専門技術を持ちながら英語がまだ流暢に話せない従業員がいることが挙げられます。このような従業員には、英語研修を実施することで、多文化環境下での効果的なコミュニケーション、会社への貢献、仕事の効率化を図ることができます。

2. キャリアの選択肢と成長機会の拡大

この未曾有の時代が私たちに教えてくれたことがあるとすれば、それは、どの国であれ、最前線で働く労働者が労働人口のバックボーンである、ということです。残念ながら、製造業、小売業、接客業に従事するこうした時間給労働者のほとんどは、まだ高等教育を受けることができません。仕事と学業を両立させている人もいれば、まだ大学に入学して準学士号や学士号を取得できていない人もいます。

アメリカ人の移民に対する認識についてのギャラップ社の調査によると、34%のアメリカ人がアメリカ国内の移民の増加を望んでいることが、初めてわかりました。それに伴い、移民、移住者、難民が、米国だけでなく、移民人口の多い世界の他の地域でも容易に同化できるようにすることがより重要になっています。そのため、英語研修や語学学習は、彼らが現在住んでいる社会に完全に溶け込むために、また仕事に就くためにも非常に重要です。

時間給や最前線で働く人々に質の高い英語研修を提供することは、彼らに雇用の機会を与えるだけでなく、キャリアパスや希望する業界などの選択肢を広げることにもつながるのです。大学や高等教育を受ける前に英語研修を受けることで、より優秀な人材となり、大学や高等教育の要求に応えられるようになります。例えば、アメリカの大手ハイテク企業であるアマゾンは、時給制の従業員に英語力を向上させる機会を提供するため、英語学習(ELL)のパートナーとしてgoFLUENTを選びました。このプログラムでは、アマゾンの従業員は、業界標準のCEFRレベルの資格取得に役立つ総合的なコースにアクセスすることができるようになっています。

3. 昇進や新たな仕事の可能性を得る

語学研修の大きなメリットのひとつに、インターナルモビリティがあります。ダイナミックで多様な職場で必要とされる英語力を身につけた従業員は、現在のフィールドでキャリアを拡大することができます。また、他のキャリアパスを模索するのであれば、他の役割も担えるようになるはずです。

英語力(およびその他の語学力)は、エンプロイアビリティを高めるだけでなく、昇進にもインパクトを与えます。実際、仕事での昇進は、ビジネスプロフェッショナルが英語を学びたいと思う理由の1つです。

特にリーダーシップ研修やハードスキル研修など、従業員のアップスキルやリスキルの鍵となる研修では、多くの業界で主に英語が使われています。このとき、研修で学んだ内容やレッスンを理解するのが難しければ、従業員は現在のスキルや知識をアップグレードすることも難しくなります。その結果、昇進やキャリアアップを阻むことにもなりかねません。

だから、社内での英語研修は、学習・開発戦略全体において不可欠なのです。また、人材確保に欠かせない従業員の能力開発とエンゲージメントの向上にも役立ちます。

まとめ

最後に、従業員のキャリアアップのために英語研修を行うことが重要である理由はたくさんあります。海外赴任の機会を得る、進学する、昇進・昇格するなどの利点があります。しかし、それ以上に重要なのは、それぞれの学習者に固有のニーズに適した研修プログラムを用意し、ビジネスの目的に沿うようにすることです。

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